「姓名判断を見たら、総画だけが悪かった…」
そんな経験、ありませんか?他の格は良いのに、総画だけが凶数。これって将来に影響するの?と心配になる方も多いはず。
この記事では、「総画だけ悪い」状態が本当に問題なのか?について、姓名判断の基本から詳しく解説していきます。
晩年運を示すとされる総画の意味や、悪いとされる画数でも人生を豊かにしている人の実例も交えながら、「名前に振り回されない」考え方をご紹介します。
姓名判断で総画だけ悪いのは本当に悪い?

姓名判断で総画だけ悪いのは本当に悪い?①総画とは何か?
総画(そうかく)は、姓と名をすべて合計した画数のことで、姓名判断では主に「晩年運」や「人生全体のバランス」を示すとされています。
例えば「山田太郎」という名前なら、「山」「田」「太」「郎」の合計画数が総画になります。
この数が「吉数」なのか「凶数」なのかで、運勢が良い・悪いと判断されがちです。
姓名判断で総画だけ悪いのは本当に悪い?②総格以外の「格」
姓名判断では、名前を5つの視点で分析する「五格」という考え方が基本となります。
それぞれの格は以下のような意味を持ち、人生のさまざまな側面に影響を与えるとされています。
天格(てんかく)
算出方法:苗字すべての画数を合計する
意味:家系・先祖運・生まれ育った環境など、「宿命的な運勢」を表します。
人格(じんかく)
算出方法:苗字の最後の文字+名前の最初の文字の画数を合計する
意味:性格や人間関係、仕事運など、人生の中心的な運勢に影響します。
地格(ちかく)
算出方法:名前の文字すべての画数を合計する
意味:若年期の運勢や才能、恋愛傾向などを示します。
外格(がいかく)
算出方法:苗字の最初の文字+名前の最後の文字の画数を合計する
(または「天格+地格−人格」で算出)
意味:対人運や第一印象、社会との関わり方を表します。
総格(そうかく)
算出方法:苗字と名前すべての画数を合計する
意味:人生全体の流れや晩年運、最終的な成功運を表します。
この中で総画は「集大成」を意味するとされ、人生の総合的な流れや晩年の運勢に関わると言われています。
姓名判断で総画だけ悪いのは本当に悪い?③総画が示す晩年運
晩年運とは、40代以降の運勢や人生のまとめ方に影響するとされる要素です。
そのため、若い頃は順調でも、総画が凶だと後々苦労する…といった解釈がされることがあります。
ただしこれは「統計上そういう傾向があるかも」とされる一つの見方であり、絶対ではありません。
算命学における晩年運の考え方
算命学には、人生の時期を初年期、中年期、晩年期に分けて考える「三分法」があります。
初年期は生まれてから社会に出るまで、中年期は社会に出てから一線を退くまで、晩年期は引退してから死ぬまでを指します。
引用元:算命学における晩年運の考え方>中国占星術学校 朱学院
総格が悪いとされる画数の傾向

総格が悪いとされる画数の傾向①悪いとされる総画の例
多くの流派で凶とされる総画には、以下のような数字があります。
- 19画:孤独・短気・対人トラブル
- 34画:不安定・病気・災難
- 43画:努力しても報われにくい運
ただし、姓名判断の流派によって評価は異なることもあるため、一概には断定できません。
必ずしも悪い運命をたどるわけではないのが姓名判断の面白いところです。
総格が悪いとされる画数の傾向②凶数とされる画数の傾向
一般的に「凶数」とされる画数には、以下のような傾向があるといわれています。
- 人生に波乱が多い
- 試練や苦労がつきまとう
- 成功までに時間がかかる
しかし、こうした数値はあくまで統計的・象徴的な意味合いであり、絶対的な運命を決めるものではありません。
総格が悪いとされる画数の傾向③試練を糧にする
実際には、総画が凶数であっても大きな成功を収めている著名人が多数います。以下はその一部です。
- 宇多田ヒカル(アーティスト)
→ 総画は凶数でも、国際的な音楽活動で大成功。 - 大谷翔平(プロ野球選手)
→ 苗字・名前ともに凶数の組み合わせとされますが、世界で活躍するトップアスリート。 - 小室哲哉(音楽プロデューサー)
→ 総画29(凶数)ですが、90年代の音楽業界を牽引する存在に。
凶数がもたらす試練を糧にすることで、むしろそれが成功の原動力になっているケースもあるのです。
姓名判断はあくまで一つの視点。本人の努力や環境によって運命は大きく変わるということを忘れないでください。
総格が悪いときの向き合い方

総格が悪いときの向き合い方①全体の調和がカギになる
姓名判断では、ひとつの画数だけを見て判断するのではなく、名前全体のバランスが重要とされています。
たとえば、総画が凶数でも、他の格、特に「人格」や「地格」が吉数であれば、全体としての運勢は決して悪くありません。
名前の一部に多少の弱点があっても、それを補い合う関係にあれば、むしろ安定感のある運勢になると考える流派も多いです。
総格が悪いときの向き合い方②注目すべきは「人格」
姓名判断では、特に「人格」が重視されます。人格はその人の性質や人生の方向性を示す重要な部分。
ここが吉数であれば、困難に強く、粘り強く運を切り開けるタイプと判断されることが多いです。
そのため、総画が多少悪くても、「芯がしっかりしていれば大丈夫」とポジティブに捉える専門家もいます。
総格が悪いときの向き合い方③総画の結果に振り回されない
「名前のせいで運が悪い」と信じてしまうと、実際にはうまくいっていることさえもネガティブに見えてしまうことがあります。
姓名判断はあくまで“傾向”を示すものであり、“確定的な運命”を決めるものではありません。
自分の名前に対して必要以上に不安を抱くと、本来のポテンシャルを発揮できなくなることも。大切なのは、結果を知ったうえで「どう活かすか」という前向きな姿勢です。
姓名判断で総画が気になるとき

姓名判断で総画が気になるとき①名前を変えずに運気を整える
名前を変えるのは大きな決断。でも、実はもっと気軽に試せる方法もあります。
- 開運アイテムを使う(印鑑、色、方角など)
- ラッキーナンバーを意識した行動をとる
- ポジティブな言葉を使うようにする
姓名判断に頼りきるのではなく、「行動」で運を切り開く意識が大切です。
姓名判断で総画が気になるとき②通称・ビジネスネームの活用
芸能人や経営者が通称やビジネスネームを使うのは、運気や印象を変える一つの手段です。実際に「呼ばれる名前」が変わることで、運気が上向いたという体験談もあります。
姓名判断で総画が気になるとき③総画を受け入れて前向きに
たとえ総画の結果が思わしくなくても、必要以上に気にすることはありません。
名前の画数よりも、自分自身の中身や日々の行動のほうがずっと大切です。
そもそも姓名判断は、あくまで運勢を知るためのひとつの視点にすぎません。
「悪い結果」も、自分を見つめ直すヒントとして前向きに活かすことができます。
どんな結果であっても、前向きな気持ちで受け止めて、自分らしい人生を歩むこと。
その姿勢こそが、運を切り開き、人生を豊かにするカギになります。
まとめ

総画が悪いからといって、あなたの人生が悪くなるわけではありません。
大切なのは「どう生きるか」「どんな人と関わるか」です。
姓名判断は時に心の支えになりますが、振り回されるものではありません。
自分の強みや個性を信じて、今日から一歩前に進んでみましょう。