
自分の守護本尊がどの仏様なのか、気になったことはありませんか?
実は、生年月日をもとに干支を確認するだけで、誰でも簡単に調べることができます。
この記事では、守護本尊の調べ方を5つのステップでわかりやすく紹介します。
まずは、生まれた年を西暦で確認するところから始めましょう。
生年月日でわかる守護本尊の調べ方|5ステップで解説

守護本尊は、生まれた年と深く関係しており、誰にでも対応する仏様がいます。
この章では、生年月日をもとに守護本尊を調べるための基本ステップを順を追って紹介します。
- ステップ1:生まれ年を西暦で確認
- ステップ2:干支に変換
- ステップ3:節分と立春をチェック
- ステップ4:干支に対応する守護本尊を確認
- ステップ5:ネットやお寺で再確認
それでは、最初のステップから見ていきましょう。
ステップ1:生まれ年を西暦で確認
守護本尊を調べるには、まず自分の生まれた年を正確に把握する必要があります。
干支は西暦と対応しているため、和暦で覚えている方は変換しておきましょう。
主な和暦と西暦の変換例
- 昭和60年 → 1985年
- 昭和64年(1月7日まで)→ 1989年
- 平成元年(1月8日以降)→ 1989年
- 平成10年 → 1998年
- 令和元年(5月1日以降)→ 2019年
- 令和5年 → 2023年
このように西暦に直しておくことで、次のステップで干支をスムーズに確認できます。
特に2月初旬生まれの方は、立春との関係もあるため、生年月日を正確に把握しておくことが大切です。
ステップ2:干支に変換
西暦がわかったら、次はその年に対応する干支を調べましょう。
干支は12種類あり、それぞれの年に割り当てられています。
干支の例(2020年〜2031年)
- 2020年:子(ね)
- 2021年:丑(うし)
- 2022年:寅(とら)
- 2023年:卯(う)
- 2024年:辰(たつ)
- 2025年:巳(み)
- 2026年:午(うま)
- 2027年:未(ひつじ)
- 2028年:申(さる)
- 2029年:酉(とり)
- 2030年:戌(いぬ)
- 2031年:亥(い)
干支を知ることで、守護本尊との最初のつながりが見えてきます。
ステップ3:節分と立春をチェック
生まれ年がわかったら、その年の干支が本当に合っているかを確認する必要があります。
干支の切り替わりは元日ではなく、立春(2月3日ごろ)を基準にしているため、早生まれの方は注意が必要です。
確認すべきポイント
- 干支は通常、立春(2月3日〜4日)前後で切り替わる
- 1月〜2月上旬生まれの人は、前年の干支になることがある
- 節分の日付は年によって前後する(※2025年の節分は2月2日)
たとえば、1986年2月2日生まれの人は、1986年の干支(寅)ではなく、1985年の丑(うし)になります。
正しい干支を知るためにも、生年月日と節分・立春の日付を照らし合わせて確認しておきましょう。
ステップ4:干支に対応する守護本尊を確認
自分の干支が正しくわかったら、その干支に対応する守護本尊を確認しましょう。
守護本尊は八尊あり、12の干支に振り分けられています。
干支と守護本尊の対応一覧
- 子:千手観音菩薩
- 丑・寅:虚空蔵菩薩
- 卯:文殊菩薩
- 辰・巳:普賢菩薩
- 午:勢至菩薩
- 未・申:大日如来
- 酉:不動明王
- 戌・亥:阿弥陀如来

自分にどの仏様がついているのかを知ることで、心の距離がぐっと近づきます。
ステップ5:ネットやお寺で再確認
干支と守護本尊を確認したら、念のために情報を再確認しておくと安心です。
間違いを避けるためにも、信頼できる情報源を活用しましょう。
再確認におすすめの方法
- 信頼できる仏教系のWebサイトや寺院の公式ページを参照
- 守護本尊の判定ツールや早見表を使って再チェック
- 近くのお寺や霊場で直接尋ねてみる(無料で教えてくれる所も)
特に2月初旬生まれで干支が曖昧な方や、自分の守護本尊に確信が持てない場合は、専門家に相談するのが確実です。
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守護本尊とは?基本をやさしく解説

守護本尊という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんな存在かは意外と知られていません。
この章では、守護本尊についての基本的な知識をわかりやすく解説します。
- 守護本尊とは何か?
- 守護本尊と干支の関係
- なぜ自分に仏様がつくのか?
まずは、守護本尊がどんな存在なのかをやさしく学んでいきましょう。
守護本尊の基本①守護本尊とは何か?
守護本尊とは、自分の干支に応じて割り当てられた、あなたを見守ってくれる仏様のことです。
仏教では、守護本尊はそれぞれの人の人生を導き、心のよりどころとなる存在とされています。
守護本尊の主な役割
- 干支ごとに定められた仏様で、人生の守り神のような存在
- 災いから守ってくれるとされる
- 精神的な支えとなり、生き方の指針にもつながる

神社のお守りとは異なり、守護本尊は仏様そのものとのご縁を結ぶものです。
信仰の有無に関わらず、自分の守護本尊を知ることで、日常に心の安らぎをもたらすきっかけになります。
守護本尊の基本②守護本尊と干支の関係
守護本尊は、私たちの生まれ年の「干支」によって決まります。
これは古くからの仏教の教えで、干支ごとにその人の気質や運勢に合った仏様がついてくれると考えられてきました。
守護本尊と干支のつながりの特徴
- 干支は12種類あるが、守護本尊は8体
- いくつかの干支に、同じ仏様が割り当てられている
- 仏様にはそれぞれ役割やご利益があり、干支と相性があるとされている
たとえば「子年の人は千手観音」「午年の人は勢至菩薩」のように、干支から自然と仏様が決まります。
すでに前のステップで確認した通り、自分の干支を知っていれば、どの仏様が守ってくれているのかがわかるのです。
守護本尊の基本③なぜ自分に仏様がつくのか?
「なぜ自分に仏様がついているの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
これは、仏教の中で「生まれとともに守ってくれる存在がいる」という考え方に基づいています。
守護本尊がつく理由と信仰の背景
- 仏様は、干支ごとの気質や宿命に合った導き手とされている
- 生まれた年に応じて、自然にその仏様と縁が結ばれる
- 守護本尊は、人生の節目や悩みのときに心を支えてくれる存在
信仰というと難しく聞こえるかもしれませんが、守護本尊は「心のお守り」や「人生のガイド」のようなものです。
身近な存在として、日々の暮らしの中で仏様の存在を感じてみましょう。
守護本尊の生年月日調べ方まとめ

守護本尊は、生年月日から干支を導き出すことで、誰でも簡単に知ることができます。
干支と仏様の関係を正しく理解し、立春の影響にも注意すれば、あなたを守る仏様が自然と見えてきます。
仏様とのご縁を楽しみながら、毎日を少しだけ心豊かに過ごしてみましょう。